初心者におすすめ「差込みコネクタ」を使おう!
差込みコネクタとは
スリーブの様なテープ巻きや圧着作業が無く、電線被覆を剥き差し込むだけで簡単に電線の接続が出来るものです。
一般的な二次側配線に使用されているVVFケーブルの接続に活用されています。
接続サイズは1.6mm~2.0mmに適合しています。
官庁物件や大手ゼネコンで使用する時は注意しましょう!
官庁物件や大手ゼネコン等では使用を禁止されている所もありますので使用前に確認をとりましょう。
使えない場所
電線管の内部など内線規程等で定められている「電線相互の接続を行う事の出来ない」箇所では当然使用できません。
また、屋外では使用できません。屋外のジョイントボックス内でも使用する事は避けましょう。
差込みコネクタの接続方法は鋼製のバネで電線を押し付ける構造のため、バネ部が腐食して接続不足になる可能性があります。
施工上の注意点
電線の被覆を剥く長さは12mm~13mmを目安にしましょう。
短すぎると差込不足になりますし、長すぎるとコネクタからはみ出てしまうので注意しましょう。
心線が曲がっている時はペンチなどで癖を直して真っすぐにして差込ましょう
接続した状態から一度抜いた場合は、電線に傷が付いているので再度「剝き直して」新しいコネクタを使用して接続しましょう。
接続不足になり接続部が熱をもち焼損に繋がります。
おすすめのメーカー
WAGO(ワゴジャパン)
「差込みコネクタ=ワゴ」と呼ぶほどに有名なメーカーです。
電気屋さんに「ワゴを頂戴!」って言われたら差込みコネクタを渡しましょう。
ワゴの特徴としてはテスター用の測定穴が空いている所です。
故障や回路チェックを簡単に行う事が出来ます。一度電線を抜いてしまうと施工をし直す必要があるため作業の削減にもなります。
また、コネクタ本体のサイズが小さくなったタイプも販売されています。ジョイントボックス内の収まりがキレイになります。
クイックロック(ニチフ)
自分の会社ではニチフの特徴である2点接続スプリングタイプを使うように指示されている為、ニチフのクイックロックを使用しています。
長くニチフのみ使っているので偏見ですが、デザインと持った感触が好きです。
でも、本当はワゴ使いたいかな・・・
OKコン(オーム電機)
ホームページに載っているスペックで比較すると「PSE認証」を受けている適合電線サイズでΦ1.2mmを使用する事が出来ます。
ワゴの場合はJIS規格では対応していますが「PSE認証」ではΦ1.6・2.0のみでした。
なかなかΦ1.2mmのケーブルでコネクタを使用する機会は少ないですが放送設備の配線で使用してみてはどうでしょうか?
さいごに
電気工事を本業にしている方にはあまり為にならない情報かもしれません・・・
今から電気工事を始める方やDIYで自分で電気工事もしてみようと思っている人の参考になれば幸いです。
ご意見・ご感想はコメントよりお願いします。
バイバイまたねー✋
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