非常用電源・車中泊・キャンプに大活躍
ポータブル電源とは
ポータブル電源は、一般的なモバイルバッテリーより、容量が大きく長時間使用する事ができます。
ポータブル電源はAC100V(交流)出力が搭載されているのでスマートフォンなどモバイル製品だけでなく、一般家電製品への給電をする事が可能です。
ポータブル電源の出力を確認しよう
出力電圧
ポータブル電源の中には110V出力の製品があったりしますが、日本の電源供給の基準電圧は95V~107Vになっています。
110Vでも使用はできますが製品の故障に繋がります。出力電圧は容量と同じ位重要になりますので必ず確認しましょう。
出力波形
ポータブル電源の出力波形は正弦波(キレイな波)なのでパソコンなどの精密機器にも使用できます。
発電機にはインバーター機能が付いていないタイプもあり、パソコンなどの精密機器を使用した場合に故障する事があります。
発電機を使った時にPC用ディスプレイが故障しました
定格出力・最大出力
定格出力とは長時間に持続して電気を使える容量の事です。
例えば「定格出力1000W」の能力があれば電子レンジなどの高容量の家電製品でも使用が可能です。
常に熱を出す機器「電気ポット、炊飯ジャー、ホットプレート、食洗器など」は消費電力が大きいので使用の前に容量の確認を行いましょう。
最大出力とは一瞬の間だけ使える容量の事です。
例えば「コピー機」は使用中以外は待機電力(省電力)のみで、印刷をする為に稼働した一瞬の間だけ消費電力が大きくなります。
詳しくは「ポータブル発電機、家電機器」のメーカーに確認をとりましょう。
下記の動画がわかりやすかったです。
ポータブル電源の容量の選定
ポータブル電源の容量はWhで表されていますが「Wh」とは
W=消費電力(一瞬)
h=1時間(3600秒)
例えば照明器具(50w)を2時間使用した場合は「50W×2h=100Wh」となります。
ドライヤー(1000W)を6分(360秒)を使用した場合は「1000W×360/3600h=100Wh」となります。
消費電力の大きい物でも使用時間が短時間であれば「そこまで大きな容量は必要ありません」
ポータブル電源の容量は「どれだけの容量の物」を「どれだけの時間」使用するかで検討しましょう。
使えるシーンは
日常シーンでは
「キャンプ、車中泊、夜釣り」などで活躍します。
照明としてはもちろん、電気毛布や扇風機を使用すれば季節に左右されずにアウトドアを楽しめますし、最近ではポータブル冷蔵庫や小型のプロジェクターなども増えてきたので、アウトドアの楽しみ方も幅広くなってきましたね。
シガーソケットが付いているポータブル電源であれば、最近見かけませんがシガーライターをセットで使用する事で簡易の火種としても利用できます。
非常時では
最近では、大風や地震などの天災に加え大雨も増えています。
その際、停電が起きると電化製品はもちろん、明かりとなる照明器具も使えなくなります。
現代の生活で電気は欠かす事の出来ない生活ツールになっています。
こんな時に非常用にポータブル電源を用意しておく事で「日常生活と同じ」とはいきませんが、必要最低限の生活は確保できます。
また、停電が長期にわたる時もソーラー電源を併用すれば、ポータブル電源への充電も可能になり使用期間を延ばす事も出来ます。
その他の電源(電気自動車)
ポータブル・・・とは言い難いですがEV(電気自動車)も非常用やキャンプにも大変便利になります。
EVであればポータブル電源とは比較にならない程の容量があり、電力容量を気にする事無く使用できます。
(現在発売中の日産リーフであれば最大62kwh)
外部給電器を利用すれば最大定格出力4500Wもあります。
また、非常時にはV2Hを利用する事で100/200V(ニチコン製プレミアムタイプ)の両方の電圧を使用できるため、IHクッキングヒータやエコキュートなども利用できます。
太陽光発電を併用する事でEVへの充電も可能のため、長期停電でも「ほぼ日常通り」の生活を送る事が可能です。
購入のタイミングによっては補助金の活用もできます。
さいごに
ポータブル電源をアウトドアにも使えますよー!とは言ったものの、私が考える活用法は基本的に非常時の方が大事だと思います。
最近のキャンプ場では普通にコンセントが準備されている場所もありますし、長くても一晩泊まっての使用位ではないでしょうか?
一晩程度であればバッテリー式の照明で十分ですし、最近でバッテリー式の冷蔵庫まであります。
長期にわたる停電時の非常用対策にポータブル電源を準備してはいかがですか?
非常時の携帯電話の充電位ならこれで十分か?ただただ安い。
ご意見・ご感想はコメントよりお願いします。
バイバイまたねー✋
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