電気自動車用コンセントの設置場所を考える
電気自動車用コンセント(EVコンセント)とは?
電気自動車の充電を行うためのコンセントになります。普通充電と呼ばれる部類に入ります。
高機能の充電設備と違い充電容量や充電時間の制御などを行うことはできません。代わりに安価なため電気自動車用の充電設備としては導入が容易なものになります。
住宅や宿泊施設への設置が主になり、就寝時に充電を行う基礎充電としての活用に適しています。
電気自動車コンセントの設置場所は?
- 車の充電口からコンセントまでの距離?
- 積雪地域の場合は落雪してこないか?
- コンセントの設置高さは?
- コンセントの使いやすさは?動線は?
一番大事なのは駐車位置(車の充電口)から電気自動車用コンセントまで充電ケーブルが届くかを確認して下さい。当たり前ですがコードが届かないとコンセントの意味ないですよね・・・
駐車を前進・後退のどちらで行うのか?付属の充電ケーブルの長さは?立上がり立下りの長さも含めて検討したか?
あまりギリギリの場所に設置するのは止めましょう!引っ張りながら差し込むと充電ケーブルやコンセントなど機器の損傷につながります。
積雪地域の方は落雪が起きない場所か確認しましょう!充電ケーブルが落雪で引っ張られてコンセントなど機器の損傷につながります。なるべく屋根のある所にコンセントを設置するか充電ケーブルが引っ張られないようにコンセントと充電口を近くし充電ケーブルに余長を持って使用できる距離にしましょう。
頻繁に充電ケーブルを抜差しされる方は胸の高さを目安にコンセントを設置した方がいいです。毎回しゃがみながら充電ケーブルを抜差しするのは意外と疲れます。
また、充電中のケーブルは移動の妨げにならないか?ドアの開け閉めなどの邪魔にならないか?なども考慮して設置しましょう!
一度コンセント設置してしまうと一般の方は簡単に移動させる事が出来ません。充電は毎日行う方が多いと思いますので十分に検討してから設置場所を決めましょう。
電気自動車用コンセントに専用スイッチは必要?
専用スイッチを設置する目的は感電防止と盗電防止が主な理由になります。
日産自動車の電気自動車用充電設備ガイドラインにはコンセントの設置場所が屋外(屋根などの無い)や水に濡れる可能性のある場合は専用スイッチを設ける事となっています。
スイッチを切った状態でコンセントと充電口に充電ケーブルを差してからスイッチを入れる事で感電の防止になります。
旅行などで長期間コンセントを使用しない時にスイッチを切っておく事で盗電やイタズラ防止にもなります。
欠点はスイッチを入れ忘れにより充電がされていない事です。充電状態の確認は必要になります。朝起きて充電されていなかったら泣きそうになりますよね・・・
専用スイッチの設置場所は?
室内に設置した時
- 長所
- イタズラされない
- 雨の日濡れずに操作できる
- 短所
- 充電状態がわからない
- スイッチの入れ忘れが多い
屋外に設置した時
- 長所
- 充電状況がわかる
- スイッチの入れ忘れが少ない
- 短所
- イタズラされる可能性がある
- 雨の日に濡れる
室内と屋外では長所と短所が反対になります。スイッチを室内に設置した時ではイタズラや雨に濡れない代わりに車から離れてしまうので充電しているか確認できません。充電口への差込不足などで充電できていなくても気づけません。
スイッチを屋外に設置した場合はイタズラや雨に濡れたりするかもしれませんが、隣に車があるので充電状況の確認が出来るので充電忘れや失敗を少なくできます。
今まで設置した中でイタズラや盗電をされたと言う話は聞いた事がありませんので、わたしは屋外設置の方が充電忘れを無くせるので良いと思います。雨に濡れたとしても充電されていない方がリスクがあります。
商品ご紹介
一番多く設置されているコンセントタイプ代表的なのがPanasonic製のコンセントではないでしょうか?なかには鍵付きのタイプもあります。
少し高価になりますがスタンド型や壁掛け型、充電ケーブル一体型などもあります。
さいごに
予算や設置環境にあわせて充電設備を選んで少しでも充電が楽になり毎日のEVライフが楽しくなれば幸いです。
ご意見・ご感想はコメントよりお願いします。
では✋では✋
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