電気工事ってどんな仕事?

電気工事
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意外と多い電気工事の種類!

わたしの経歴

高校卒業後に地元電気工事店に就職して2021年現在18年目に突入しています。

主な業務は日常の停電の故障対応、小・中規模の改修工事、小・中規模の官庁工事などの担当業務を行っています。

故障対応はわたし自身で作業を行う事が多い為、なんちゃって職人みたいな技術は持っています。ただ常に体を動かしてはいないので体力は全くありません・・・

電気工事の種類

外線工事

  • 発電
  • 送電
  • 変電
  • 配電

一般の方が想像する電気工事はコンセントや照明を取付ける作業を思い浮かべると思いますがまずは電気が作られて需要家に届けるまでにも沢山の電気工事が行われています。

発電

発電所での作業は主に管理業務で発電機の運転状況や故障などの対応になります。

発電能力によりますが電験1種や2種が必要になります。とても敷居の高い業務です。発電業務に従事したい方は電力会社への就職を目指してください。

送電

鉄塔の建設や鉄塔間の配線を行う送電工事があります。山奥での作業では鉄塔までの道路の整備や鉄塔の基礎工事、鉄塔の組立て作業があり土木関係の知識や技術が必要になってきます。

高所での作業が多く工事スケールも大きい為に重機での作業がメインになります。機械作業の為に事故などの災害では死亡・重症になりやすく危険の多い作業になります。

自然と高い所が好きな人にはおすすめですね!

変電

発電所と同じように管理業務がメインになります。送電線から送られた物を変圧器を通して配電へと送る施設になります。変圧器の設置工事の時には重機作業がメインになります。

配電

変電所より電柱などを経由して需要家まで電気を届けるための設備工事になります。最近では無電中化も進んでいる為に地下への配線ルートの敷設作業などの土木作業も多くなってきています。

主な作業内容は、電柱を立てる、電柱間の配線を行う、電柱に変圧器を設置する、電柱から需要家へ配線をする工事になります。電柱を立てる為には重機を使用しますし、配線作業は高所作業になります。

既設設備の作業では高圧電気がきている状態での作業になりますので作業手順や作業場所を間違えると死亡事故に直結する危険があります。

内線工事

みなさんのご家庭や商業施設などの建物内での作業になります。

高圧受電の施設では変圧器などの設置も内線工事で行う必要があり、第一種電気工事士の資格を持っていないと施工する事が出来ません。低圧受電の施設では第二種電気工事士の資格が必要になります。

内線工事での作業は照明器具やコンセントの取付、配線工事がメインになります。施設が大きくなっていくと幹線設備、電灯コンセント設備によって作業をする業者を分けて施工をします。

その他には電話やネットワーク設備、消防設備なども電気工事として施工する場合もあるので多岐にわたる知識が必要になります。

その他の電気工事

電車も電気で走っている為に電気工事が行われています。電車の上に配線してあるトロリ線の配線工事などもあります。夜間作業が多い為に昼夜逆転の生活になります。

高圧受電設備では定期点検が義務付けられています。設備の清掃作業や目視・試験機を使って遮断器などの設備が正常に動作するか、設備の劣化や不良個所が無いかを確認する業務になります。

さいごに

電気工事をしたいと思い就職をしても自分の思っていた業務が出来ないかもしれません。電気工事は意外と業種が多いので会社名で判断せずに業務内容を確認して就職活動を行いましょう!

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