停電で困った時、あせらずに対処しましょう
最初になにをする?
日中や明るい場所での停電の時はそれほど焦る事はないと思いますが、夜間や暗い場所で停電がおきると焦ってしいますよね・・・
まずは焦らずに携帯や懐中電灯などで明かりを確保しましょう。
停電の復旧作業を行う途中でも必要になりますので準備をしておいて損はないです。また、分電盤は高い場所に設置されている場合も多いので踏み台や脚立の準備も忘れずに!
注意 停電が起きる時は何かしらの問題や事故がある時です。電気は目に見えず危険も伴いますので、ある程度知識・判断の出来る方のみ試してください。何もわからない方や心配な方は工事店に連絡をいれて、電気のプロに任せましょう!!
ブレーカーが切れる原因
ブレーカーが切れるのには主に2パターンあります。
配線用遮断器(ブレーカー):過負荷(電気の使い過ぎ)や短絡(ショート)による過電流を検知してブレーカーを切る。
漏電用遮断器(漏電ブレーカー):機器の絶縁不良や感電による地絡(漏電)を検知してブレーカーを切る。(配線用遮断器の特性を合わた物が主流)
ブレーカーの見分け方
漏電ブレーカーは漏電用遮断器や漏電トリップ表示などの記載がありますので、それを見て漏電ブレーカーか一般ブレーカーか判断して下さい。
メインブレーカー(主開閉器)は単純に一番大きなブレーカーだと思って下さい。物理的な大きさとブレーカーに記載されている数字(どれだけ電流をながせるか)が大きいものです。
子ブレーカーは沢山ついている小さなブレーカーです
停電復旧をしよう(分電盤操作)
地絡(漏電)が原因の場合
漏電用遮断器(漏電ブレーカー)がメインブレーカー(主開閉器)
- 子ブレーカーを全て切ります
- 切れているメインブレーカーを入れます
- 子ブレーカーを5秒おきにひとつづつ入れていきます
- 悪い回路でメインブレーカーが切れます
- 悪い回路の子ブレーカーを切ります
- もう一度メインブレーカーを入れます
- また次の子ブレーカーを入れていきます
- 悪い回路以外の子ブレーカーが全て入るまで3~7を繰り返します。(ここまで応急処置)
- 電気工事店に連絡を入れて漏電の原因を調べてもらいましょう
漏電用遮断器(漏電ブレーカー)が子ブレーカー
- 分電盤名称を参考に子ブレーカーの負荷の場所を特定する
- 子ブレーカーを切った状態でコンセントから機器を取り外す(照明器具は資格がないと触れません)
- 子ブレーカーを入れてみる
- 子ブレーカーが入ったらしばらく様子をみる
- 電気工事店に連絡を入れて漏電の原因を調べてもらいましょう
過電流(過負荷・短絡)が原因の場合
配線用遮断器がメインブレーカー(主開閉器)+子ブレーカー
- メインブレーカーを入れて様子を見ます
- すぐ切れる場合はブレーカーを切った状態で電気工事店に連絡をいれましょう
- しばらくすると切れる場合は負荷容量の大きい物をコンセントから外します
- ブレーカーを入れなおします
- それでも切れる場合は電気工事店に連絡を入れましょう。
配線用遮断器が切れる場合の殆どは電気の使い過ぎが原因です。機器の電源を切ったりコンセントから抜いたりして様子を見てみましょう。子ブレーカーが切れた場合は違うコンセントに差しかえるなどの対処を行うこともお勧めします。
すぐにブレーカーが切れる場合は短絡が考えられますのでブレーカーを入れずに電気工事店に連絡を入れましょう。
さいごに
前述したようにブレーカーが切れる場合は事故などの原因も考えられます。ブレーカーが入ったので大丈夫だと安易な判断をしないように一度は電気工事店に点検して頂くことをおすすめします。
ご意見・ご感想はコメントよりお願いします。
では✋では✋
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