ポータブル電源+バッテリー照明の組み合わせ
はじめに
最近、自分の会社の後輩がポータブル電源を購入し使用しているのを見て「これって工事現場で使えるんじゃない!?」と思った経験を記事にしていきます。
発電機を使用している時の困りごとを解決できると思いますので一度読んでいって下さい。
発電機のメリット・デメリット
電源が無い現場での作業には発電機を利用するのが主流かと思います。
しかし、現場で使用するにはいくつかの問題点があります。
小型のポータブル発電機は主にガソリンを使用しています。そのため、燃料の管理が大変です。ガソリンの運搬は携行缶を使い、なおかつセルフ以外のガソリンスタンドのスタッフに給油して貰う必要があります。
また、長い間しようせずに保管しておくとガソリンも腐食してしまったり、エンジンオイルの交換や定期的な試運転を行うなどのメンテナンスが必要になります。
エンジンを回して発電を行うので、車と同じように運転音や排気ガスがでます。なかには防音機能が付いている商品もありますが、発電機の近くにいると運転音が大きく話声が聞き取りづらくなります。また、排気ガスが出るので、室内には使用できません。
先にデメリットを書いてしまいましたが、発電機でのメリットもちゃんとあります。
燃料のガソリンさえあれば長時間の発電が可能ですし、ポータブル発電機でも出力できる容量が大きいので消費電力の大きい機器でも使用できる。
ポータブル電源のメリット・デメリット
ポータブル電源のデメリットと言えば、発電機に比べると電力容量が少ない事です。
例えば、Jackeryのポータブル電源でのラインナップで最大容量の製品が1536wh(定格出力1800w)となっています。工事現場で使用するときには、少しもの足りない様な気はします・・・
ひと昔前の現場だと、仮設照明(投光器)を4台使用して1時間程しか持たない容量です。電動工具などを使用すると直ぐに無くなってしまいますね。
しかし、最近の工事現場では照明器具もLEDが多く、電動工具もバッテリー式が主流のため100V電源を必要とする機器はそう多くはありません。停電作業時でもほとんどは照明器具用や軽微な機器の仮設電源に使用しているのではないでしょうか?
たとえば、電話交換機やテレビのビル影用の電源とか、通信ラックとか?弱電機器の仮設電源用であれば定格出力1500wもあれば十分ですし、電気容量に関しても100w機器の使用であれば15時間も持ちます。
あと、問題なのは防水機能がない事です。雨の中での使用はできない・・・現場使用には一番のデメリットかもしれません。
当然ながら充電器のため、使用前には充電しておかなければなりません。高容量タイプでは充電時間が7~8時間程度かかります。発電機と違い連日での作業にはことは難しいでしょう。常に、満充電状態をキープしておく必要があります。
さあ、ここからはポータブル電源のメリットを書いていきます。
なんと言っても、静かさが一番ですね!!どこで使用しても、近隣住民などから「うるさい!!」なんてクレームは来ません。一度、夜間作業の時に怒られた経験があるので、それ以降はいつもヒヤヒヤしながら発電機を回していました。
だけど、今度からはポータブル電源があるので心配ありません!
さらに、排気ガスも出ないところがいいですね。今までは作業室の中には発電機はいれられないので外部に発電機を置き、延長コードを使って電源を確保していたと思います。
しかし、ポータブル電源は排気ガスが出ないので室内の仮設機器の隣まで持ってくることができるので延長コードも不要になります。これで、仮設作業の時間も短縮できますね。
ソーラー付き製品もあり、もしもの時は発電を行い使用する事も出来ます。あまり期待はできませんが・・・
バッテリー式の照明
自分が停電作業時に使用しているバッテリー式の照明を紹介していきます。
マキターユーザーなのでマキタ製しか紹介しませんが悪しからず。
マキタ(ML814)
まず最初は見た目が「ガンダムのバズーカや!!」と見た目で購入を決めたタワー型の投光器です。使用してみると実用性にも優れていたので追加で3台も購入してしまい、今は計4台使用しています。
3つの独立した照明を好きな角度に首振り出来るので広範囲を照らす事が出来ます。18v:6Ahタイプで3~4時間程度点灯させる事が出来ます。移動用のカバンもセットになっているので重量はありますが運搬も楽です。少し残念なところは100Vに対応してないところですね・・・
マキタ(ML809)
次は、なんと言っても明るさは抜群のライトです。
最大10,000lmの明るさを誇る投光器です。バッテリーと100Vのどちらでも使用する事が出来ます。しかし、バッテリーでは18V:Ah(1本)では50分程度しかもたないので予備バッテリーが沢山必要になります。
発電機やポータブル電源との併用で大活躍できるでしょう。
マキタ(ML806)
手元の照明には充電式のワークライトを使いましょう。
前述した、投光器は作業場所周辺を明るくするために使い、手元を照らすには向きません。
最近は自分も年を取ったせいか細かい物が見えなくなってきました。そういう時はワークライトで手元を明るくしましょう。
さいごに
自分の会社ではポータブル電源とバッテリー式照明を活用しているので、発電機の排気ガスや騒音を気にせず作業できるようになりました。
ポータブル電源は作業場所の真横に置く事ができるので本当に準備作業や片付けも楽になりました。あと、車の中がガソリン臭くならないもの良い点ですかねw
みなさんも、試しに1台購入してみてはいかがでしょうか?
ご意見・ご感想はコメントよりお願いします。
バイバイまたねー✋
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